子育て相談Q&A

持論「出産は本能子育ては学習」 「自分を活かして、他人を認める事が出来る」子に。

オムニパーク室長、福岡潤子が、子育てに関する疑問・悩みにお答えいたします。
福岡潤子…1950年4月生れ

娘二人と夫、4人家族。幼稚園教諭、受験塾教師を経て、35歳の時「母と子のオムニパーク」創立。
以来千葉県松戸市で就学前幼児及び母親の指導にあたる。
現在幼児教育30年余りの経験の中から、幼児教育全般にとどまらず、青少年犯罪などの原因や幼児期に何を身につ ける事が重要かなどについて、テレビやラジオ、雑誌、講演などで活動を展開している。

4歳(女児)のお母様からのご相談

Q幼稚園のお友達の悪口を言う

母親:先生、最近子どもがお友達の悪口を言うんです。

教師:そうなんですか。

母親:悪口を言うのってよくないと思うんです。そんなことを言っちゃいけないとか、そんな風に言われたらいやでしょとか、

        家の中でならいいけど他所ではいけないとか。なんて言えばいいのかわからなくて…。

教師:他所では言ってはいけないなんていったら、陰で言う子になってしまいますよ。

        悪口って、具体的にどんなことですか。

母親:幼稚園から帰ってくると、毎日のように「〇〇ちゃんがお友達にこんな悪いことをする」といったことです。

教師:そんな時は、「ふうん、そうなんだ」とか、「〇〇ちゃんはお友達にこんなことをするんだね」というように子どもの言葉

        を繰り返してあげるといいですよ。

母親:(どうしてそうなのかといった感じで聞いている)

教師:子どもなりにやっていいこと、悪いことを判断する時期(4歳児)です。幼稚園で起きたお友達の言動を見て、自分なりに

       「いけないこと」と判断できるようになったのですね。

   本人はけっして悪口を言っているつもりはないと思いますよ。自分の判断が正しいのかどうなのか、お母様に伝えてその反

        応をみようとしているのだと思います。

母親:ああ、そうなんですね。

  A

以前、幼稚園内で起きたことについて、外部の人間である母親がいろいろ言うのはよくないことと、保護者にお伝えしてありました。そこで、このお母様は上記の会話で納得して帰られました。

でも、一般には、子どもが何か言ってきたら、それに対して、必ず、ご自分の意見を言わなくてはいけないと思っておいでだと、今更ながらに感じました。

今までは自分のことで精一杯だった子どもが、仲間の言動について、「いけないことだから自分はやらない。だけど、〇〇ちゃんはやっている。それっていいのか」と自問自答するようになったのです。

それは、成長・発達の現れ。喜んでいいことなのです。

発達のなかのどこに我が子がいるのか、分かることが大切ですね。それが分かっていれば、本人の心情を推察することも可能です。

それがないと、単に一般論として「悪口はいけない」というところに着地してしまうのですね。  

確かに悪口を言うことはよくないことですが、その自問自答が一番身近な母親に向けて発することができているのは「良好な親子関係の現われ」なのだということ。

少し、安心したできごとでした。

5児(男児)のお母様からのご相談

Qお勉強を教えるときについ怒ってしまう

教えているときに、子どもが間違ってしまうとつい怒ってしまいます。どう接したらよいのでしょうか?

  A

怒ってしまわれるのは、『私がこんなに一生懸命教えているのに、なんでわからないの』という思いがあるからではないでしょうか。

あるいは、『こんなに簡単な問題なのに…』と思われるからかもしれません。しかし、子どもにとっては、一つ一つのことが学習していくうえで、[理解するのに大変な事柄]なのだと思います。

ですから、少しでも理解できたら「よく分かったわね」とか「すごい、間違えなくてできたの?!」というように、認めてあげながら教えることが大切です。そうすることで、本人の『もっとわかるようになりたい』『もっとできるようになりたい』という気持ちを育てることになり、怒ってしまうと『お母さんに教えてもらうことがイヤ』だと思う子になってしまうかもしれません。

長い目で見ると、今、目の前のことが理解できても勉強嫌いなこどもにしてはなにもならないといえます。

それより、お母さんと一緒にお勉強することが楽しいと思える子にしたほうがよいのです。

それには、お子さんがわからないという表情をした時に、下記のどの部分なのか、「考えるお母さん」になってください。

 

「子どもが間違える」と一口に言っても、いろいろな原因が考えられます。

〔子どもの側の問題として〕

 ①お母様の説明がよく分からない。

 ②  理解するレベルに達していない。

 ③聞いていないので、分からない。

 ④ 具体物での経験が少ないのでイメージできない。

 ⑤よく理解しているので本来はできるはずなのだが、集中力に欠け、見間違い聞き間違いをしてしまう。

 

〔お母様の問題として〕

・説明の方法がその子に適していない。

・ お母様の説明が子どもの分かるようなものになっていない。

 

いかがでしょうか。少しあげてみましたが、どれかあてはまりますでしょうか。

大人は初歩的な算数の問題はよく理解していますし、暗記してしまっています。でも、そのままを子どもに覚えさせても、あくまで暗記していることなので、少し数が違ったり順番が違うだけで、子どもはとまどってしまうことが考えられます。

例えば「5-3=」のとき、どうして答えが「2」になるのか、皆さんはどのようにお子さんに説明なさるでしょうか。私でしたら、、一対一対応をさせることで、差の概念を育てます。

つまり、プリント上であれば、「ぞうさんが一個」「ありさんが1個」と言いながら線で結びます。それを対応できるだけ対応していき、対応できなくなった時にあまったものがあれば、「あまった数(残り)」が「差」になるのです。動かせるものであれば、一列ずつに縦に並べ、互いに両側から真ん中まで動かして、「1個と1個おんなじね」と言いながら対応させていくと、しっかりと理解できると思います。

これは大きな数になっても同じで、小学校に入ると最初に学ぶものなのです。

なぜ「ぞう」と「あり」を登場させたかお分かりでしょうか。

幼ければ幼いほど、子どもはみかけに騙されてしまいます。「ありさんの5個とぞうさんの3個では、ぞうさんの方が大きい」というように。これはあくまで例ですが、実際にそのようなことが起こる事は心理学上からも分かっています。この場合、日頃から「数えられるものは数える」という習慣をつけておくことが大切で、具体数をイメージした時に、ぞうさんでもありさんでも、同じサイコロ(おはじき)に置き換えられることが大事です。幼児の扱う数のほとんどは集合数としての数です。つまり、いくつかのものがあつまって「〇個」という数で表されるのです。

さて、「子ども」②の場合、お子さんによって、どこでひっかかっているのかが違いますので、分かるところまで戻って確実に答えを導き出せるようにしていきましょう。

「子ども」③は、「お母様方」の①と大きな関係があります。子どもに限らず大人も、耳から入ってきたほうがよく捉えられる場合と目からのほうがよく捉えられる場合があります。例えば、LDのお子さんの例をあげるとよくご理解いただけると思います。

先ほどの数の例のように、目からの刺激であればすぐに理解できるお子さんでも、言葉だけで説明された場合は、よく分からないといえます。

逆に耳からのほうがよいお子さんの場合、目の前にモノがあると、その細かな部分に目が行ってしまい、かえって1個は1個と捉えられない、ともいえます。

また、直感的に捉えるほうがまさっているお子さんと、頭の中で操作するほうが得意なお子さんがいます。

例えば順唱は前者で、逆唱は後者です。これらは脳の型のようなものですから、特性をうまく使っていくこと(得意なほうのやり方で)が急がば回れということになります。

さきほどのように、LDのお子さんの例をあげると、あるお子さんは漢字を一目で捉える事は得意なので、新しい漢字でも間違えることなくすぐに書くことができます。でも、書き順はまったくでたらめで、書き順を覚える事は至難の業ということになります。

逆に頭で操作することが得意なお子さんは一般的に、図形的なものを苦手なことが多いという傾向があり、形がとらえられないといった特徴がみられます。

ほかの項目についても一つ一つお答えしていきたいのですが、長くなってしまいます。とりあえず答えの一部をアップいたしました。

参考になさって、「学ぶことの楽しさ」をお子さんに伝えていただければと存じます。

タイトルなし

Q左利きの子に左利き用のハサミはOK?

上の娘が左利きのようで、道具(ハサミ)も左用を準備して左で教えてよいものでしょうか?  

  A

右利き用のハサミは右手で使い、左利き用のハサミは左手で使うのが常識です。でも、早くから左利き用のハサミを与えるのは疑問です。

知り合いの歯医者さんから「友人で左利きの人がいるが、開業するにあたって機具一切を左利き用に特注したので、ずいぶんと経費がかかった」という話を聞いた事があります。このように世の中の多くの人が右利きである以上、左利きをそのまま認めてしまうと本人が将来いろいろな場面でやりずらさを感じるのではないでしょうか。

 

昔は左利きの子どもを右利きに改める風潮がありました。最近はそれほど気になさらなくなったように思います。しかし、駅の自動改札口ひとつ例にあげても、世の中は右利き主体の世の中だと言えます。

幼稚園で使用するハサミも一般的に右利き用なので、右利き用の道具を左手で持つのは不自然です。でも、左利きの子ども用のハサミを取り揃えてくれる幼稚園がどのくらいあるか、疑問です。

右利き左利きが大脳にどのような影響があるものか、まだ解明されておりませんが、どちらにしても、両手が器用に動く事の方が良いであろう、と私は考えます。

右利きのお子さんの場合、左手がおろそかになる傾向があるので、積極的に左手を使用するような遊びを行う。左利きのお子さんの場合、お箸や鉛筆ハサミといった道具は出来るだけ右手で使用できるようにする、という事です。

 

「私は幼い頃、無理矢理右利きに強制されたので、とてもいやな思いをしました。」とか、「左利きを矯正すると、チック症になるとか聞きますが。」という方もおられます。

そんな時私は、「大丈夫、右手でさえまだ充分に使いこなせてないんですもの。道具を手渡す時に右手に渡すようにすれば好いんですよ。」と、答えます。

「すぐに持ち替えたら、もう一度右手に持たせましょう。だんだん右手に持つ時間が増えて、上手に持てるようになりますよ。」

4~5歳児の場合は「最初は大変だけれど、頑張って右手で持つようにしてね。漢字でもなんでも右手で書くように出来ているのよ。」と、本人に話します。

事実、習字をかじった人ならお分かりですが、ひらがなでも漢字でも、右手使いで形がつくように出来ているからです。左利きの方は止めや払い・筆順も含め、自然の流れとは逆に意識して書いていることになります。

ハサミだけではなく、線引き(定規)にも右利き・左利き用がある事をご存知でしょうか。市販の多くは0の位置が左端にあり、右に行くにしたがって数値が大きくなっている。つまり、右利き用なのです。左利きの方はこの線引きを使って線を引く方向も、当然逆から線を引きますので、0の位置も違ってきます。

何パーセントの割合で左利きのお子さんが生まれるという確かなデータは見たことがありませんが、意外に多くのお子さんが左手をよく使っていると感じます。その時、左利きだと決めないで、道具を与える時は右手で使うようにしむけてみてはいかがでしょうか。

 

野球の選手に限らず左がもてはやされる事もあります。決して左利きを嘆かないで下さい。

むしろ、個性と捉えるべきです。そうすれば矯正ではなく、『その子の出来る範囲を広げる』という認識が出来てきます。そういう立場に立って道具の使い方を指導する事で、子供は『道具を使いこなす喜び』を知り、たくさん製作をしたがる子になっていきます。

3歳児(男児)のお母様からのご相談

Qお友達と仲良く遊べないー家に遊びに来たときのトラブルほか1

3歳児同士、室内でお友達と物の取り合いになる事がしょっちゅうあります。自宅に同級生のお友達を呼び、始めの内は二人それぞれタンスの上からジャンプをしたり、体を動かして遊んでいました。

ブロックでも仲良く遊び、しばらくたった頃息子はお友達をトイレに呼びました。扉を締めてしばらくした後お友達が泣き叫んだので、私は慌てて鍵を開けました。お友達は「オチンチン出してって言われたけど、嫌だって言ったら手をつねられた」と言って泣きじゃくっていました。

息子に聞いても何も言わないので、私は相手が嫌がることを無理強いするのはいけない、と注意しても、ふてた顔をして無言なのでお尻を叩いて叱りました。息子は泣き、ごめんなさいもうしませんと言って謝りました。

しばらくした後、帰るという事になり皆でブロックを片付けていたら、お友達が、自分の作ったブロックの形でまだ遊びたいとお母さんに言っていました。

  A

(母:子:友達の母の言葉)、(理想的な言葉かけ) 

母:いいですよ。 ←(友達に)まだ帰らないで遊びたいの?(我が子に聞く)もうちょっと遊んでから帰るって、よかったわね。使わないブロックを片付けていてもいいかな。

(残りの散らかったブロックを片付けていたら)

子:(遊び始めたお友達のブロックを息子が取り上げ、強い口調で)ダメっ。これは壊すからね。

(分解し始めたので手を押さえた)

 (お友達は泣き出す)

←(子に)ちょっと待って。どうして壊すの?ねえ、お口で言ってくれないと、なんでそうしたいのか、ママはわからないのよ。ちゃんとお口で言ってね。それから、○○ちゃんがお友達のおうちに行って遊んでいたとき、いきなり壊されたらどんな気持ち?

友達の母:今はそれは○ちゃんのなんだから、壊すのはひどいよ。

母:お友達に貸したのに取り上げて壊すのはいけな いよ、悲しいよ。 (…でも息子はさらに形を壊そうとしたので、私は意地悪はいけないとお尻を叩いて叱りました…)

子:(泣きながら)ママ、ずっと側にいてくれる? ←どうして、そんなことを聞くの?それより、壊さないでねと言っているのに、なんで壊すの?

母:ずっといるよ、さあブロック返そうね。

(息子:手を離さない) ←お友達に貸してあげられないなら、お友達のおうちにも遊びにいけないのよ。だって自分のおうちにきた時は自分のおもちゃを貸してあげたくない。でも、お友達のおうちに行ったら、お友達のおもちゃを貸して欲しいなんて、おかしいでしょ。それが分からない赤ちゃんはおうちで一人で遊んでいましょ。

友達の母:意地悪はいけないな 母:意地悪ばかりして渡せない玩具はお店に返そう かな。(強い口調で)

子:返さないで、ごめんなさい。(お友達に謝り)  玩具が少ないよ、もっと増やして。お外に行く(とわあわあ泣いた)

3歳児(男児)のお母様からのご相談

Q

お友達と仲良く遊べないー家に遊びに来たときのトラブルほか2

それじゃあ気分転換に散歩してから帰りましょう、と最寄りの無人駅に行くことにしました。暫くして駅の近所に住む同級生がやってきて、3人は遊び始めました。しばらくすると息子が泣きながら私にしがみついてきました。

家に遊びにきていたお友達に「この子と二人で、仕返しして叩いていたんだ」と言われました。私は子供達から少し離れて雑談していましたが、争うような声は聞こえませんでした。 家で息子に泣かされた事への仕返しなのでしょうか。お友達のお母さんには何も反応はありませんでした。

このようなトラブルが続くと親同士の関係が壊れていくのではないかと不安になります。 4月の3歳半検診で性器の触診をして以来、6月頃まではオチンチンを頻繁に出していて、その頃男女の体の違いを絵に書いたりしてました。「ママは向こうへいってて」とトイレや隅っこに隠れてお友達にも出すように言うのです。

7月になり、これはかなり少なくなってきているのですが、1対1で遊ぶ時は毎回お友達を泣かせて、トラブルが起きます。心配で目が離せません。 集団にいると息子の気になる行動は少ないのです。私はどう対応すれば良いのでしょうか。

また、近所に住む3歳4ヵ月の女の子とのトラブルも増えています。息子がこの女の子の妹さんを車から守って抱いていると、いじめていると勘違いして激しく叩いてきます。息子が滑り台を登っていると、上から降りてきた女の子は奇声をあげて叫びながら、私が助けに入るまで息子を落とそうと蹴り続けていました。

息子は反省し、もうしないと思ってくれた様子でした。息子が言葉で何か主張すると、内容が悪くなくても女の子が奇声をあげて叩いてくるというパターンになっています。息子がお友達と仲良く過ごしてくれる為に、私はどうしたら良いのでしょうか。よろしくお願い致します。

  A

いろいろな問題が上記のご質問の中に隠れています。でも、すべてが互いに連動しているとも言えます。○○さんが心からなんとかしたいと思ってくださっているのなら、きっとご理解いただけると思って、お話しすることに致しました。

まず、一番の問題は、大変厳しい言い方ですが、親子関係が築かれていないことだと言えます。お母様がお悩みの友達関係も、すべて親子のコミュニケーションがうまくとれていないことに起因しています。

つまり、親子の関係作りの中の重要な位置を占める会話をせずに、言うことを聞いてくれないから体罰を加える、あるいは一方的に止めさせることでは、まずいということです。 逆に、何かいけないことをした時に親が本人の納得するようにきちんと説明する習慣をつけていくと、友達に対して何を言えば分かってもらえるかを分かる子になるということです。

 

親子の会話の中でコミュニケーションの仕方を身につけていきますので、「~しなさい」「~しちゃダメ!」という言い方をする親の子どもは、自分の言われたとおりを友達に言うようになるのです。 初めての子育てで、どうしたらよいのか分からずにやってきてしまった事は悔いても仕方がありません。また、子育ては学習するものですから、知らないでやっていても責められるものでもありません。でも、ここで少し学習していただいて、今までと違う観点で子育てを見直し、努力なさってください。

 

親子関係はすべての人間関係の基本です。お子様の友達関係も、お母様がまず我が子とうまくコミュニケーションがとれるようになれば良いということだけのことなのです。まずはコミュニケーションとはなんなのかをご理解ください。コミュニケーションとはキャッチボールのようなもので、互いが互いのとりやすいボールを投げる必要があります。

つまり、親の考えを一方的に伝えればよいというものではないのです。我が子の行動を見て、我が子の心がどこにあるのか知ろうとすることが大切です。その上で、子どもの心を言葉で引き出すことです。そして、その行動がどのような意味を持つのか、考える時間を与えます。そして、理解してくれたら、今後どのような言動をとることがふさわしいのか話し合うことなのです。

ここまでしないと、子どもは同じ事を何回でも繰り返してしまいます。逆に、このように説明されて育った子どもは考える力を身につけ、いちいち言わなくても、その場にふさわしい言動をしてくれるようになります。

 

私がこのように書いてもイメージすることが難しいと思います。が、オムニパークでは、日々それが実践され、お母様方は子どもの成長を目の前で毎週のように実感することが出来ています。また、コミュニケーションを行なう時、スキルが必要になりますが、オムニパークに実際に通われているお母様方は、私がどのような口調で子どもに話しているのかを実際に見ることができるので、ご自分も真似をするそうです。

 

○○さんの場合、これができないので大変だと思いますが、気持ちの上だけでも、我が子の心に寄り添ってみてください。

具体的に今回の事例では、お友達のお母様と○○さんは、お子さんに「壊そうとした言動」について追求しています。でも、この時、○○さんのお子さんは『帰るって言ったからみんなで片付けている。それなのに、遊びたいって言い出した。なんて勝手なやつなんだ。ママだって、お口ではいいよって言ったけどお片付けを続けている。やっぱり止めさせないと!』と、思ったのかもしれません。

 でも、そうではないのかもしれません。そのどちらであるかは本人でないと分からないのです。だからこそ、←の一言(赤字)が必要だったのです。

 

最初のうちはうまく言えないと思いますが、たずねる機会を与えてあげないと、いつまでたっても上手に説明するようになっていきません。友達同士の中で誤解されても、うまく説明できなくなってしまいます。どうか、本人の意思がどこにあるのかをたずねるということを、今すぐに習慣付けるようにしてください。

単に自分のものを貸したくない、あるいはお友達に貸してあげられないなら、←の続きを話してあげてください。「意地悪はいけない。」とか「お店に返そうかな。」という言葉は、子どもにとって何の意味もありません。

相手の立場になったら、どんな気持ちになるのかという部分を常に頭において話してあげるようにすると、子どもは納得してくれます。それでもだめな場合は、最後のそれが分からない赤ちゃんはおうちで一人で遊んでいましょ。という言葉を言ってください。

 

お母様が日ごろ「お店に返そうかな」と言っておきながら返さないということを学習している場合は『そんなことを言ったって、明日になればママは言ったことを忘れて、○○ちゃんのうちに連れて行ってくれるし、お友達もくるからだいじょうぶ』と思ってしまいます。

つまり、親が自分の言動に責任を持っていないと、子どももその場その場で口先だけのごめんなさいを言ったり、言い逃れや嘘をつく子になっていくのです。

 

自宅でのモノの貸し借りを子どもがする際、親同士の子育ての価値観の相違がはっきり現れます。相手のお母様は自分の子育てに自信を持っている為はっきりモノをいうタイプの方か、仲良しで互いの子どもを同じように成長させたいと思われている方か、我が子の味方をする方か、そのいずれかだと思います。

どちらにしても、私から見ると、上手な言葉かけをしているとは言えません。万一、○○さんが相手の方を意識することによって、余計我が子を追い詰めてしまうのなら、しばらく距離を置くことも手だと思います。

友達と仲良く遊ばせる前に、「ママ、ずっと側にいてくれる?」と云った言葉を言われないような叱り方を身につけましょう。この言葉は母親が自分のことを嫌いなのではないかと思った証拠で、体罰を受けたり脅されたと感じたときに子どもはこのような言葉を使います。

言うことを聞かなければ体罰(お尻を叩く)を行なうという子育てをしていれば、我が子が友達に同じ事をするようになったとしても、お母様が我が子を責めるわけにはいきません。どうか体罰だけはやめてください。お子さんはお友達をつねるようですが、お母様がなさっているか友達にされた体験がないと、子どもは絶対にしないものです。  

オチンチンに興味を持っているようですが、この事例に関して私はあまり詳しくありません。男女の体の相違に関心を持っているとしても、大人が異常に思うような関心があるとは思えません。それより、相手が自分の思ったとおりにしないと攻撃したり、ふてた顔をすることの方が問題なのではないでしょうか。  

人間関係の距離のとり方を身につける大事な時期ですので、一日一日どう接するかで、半年一年後が違ってしまうのです。幼い子どもだと思わず、一人の人間として扱い、○○さんの価値観を言葉でしっかり伝えるようにしてください。